『RESTful Web サービス』読書会 反省会(?)

毎月第2土曜日の『RESTful Web サービス』読書会は、今月はお休み。今回、8/8 Sat は。いつもの場所、いつもの時間に。代わりのスタッフミーティングをしました。

だいぶ経ってしまったのだけど。今回は、id:kunitさん、id:stellaquaさん、あたしの 3人だけなので。はじめてのはてダ、などしてみる事に *1。会としては g:rws-reading だけど、内容的に g:maple-project にも TB 誘導エントリ置いとこう *2

分散サービスアーキテクチャの比較

最初にあたしから小ネタ提供。LT程度の内容ですが、時間はたっぷりあるので普通にのんびりと。

テーマは、主要な分散サービスアーキテクチャで利用される技術仕様の整理、比較。各分散サービスアーキテクチャの設計理念を、(細粒度な) 仕様面から再確認するのが目的。

サーバとクライアントは必ずどこかに結合依存性を持つわけで。今回は特に、その疎密がどのように現れているのかを見比べてみました。RESTful ウェブサービスに関する考察をする際に、参考になるかもしれないという事で。

ちなみに、比較したのは次の 5 種。

  • RESTful Web Services
  • (非RESTful) POX/HTTP Web Services
  • (Big) Web Services
  • CORBA
  • [参考] Protocol Buffers + RPC

ここで使った資料は。個人的に検討中の問題について考察する過程での副産物。まだ未完成で、分かりやすく説明する図も出来ていないので。とりあえず参考程度の紹介だけ。

第0回 勉強会の反芻、そして議論

続いて、第0回 勉強会 (OSC 2008 Tokyo/Spring REST勉強夜会) の議論を再確認。RESTful ウェブサービスについて理解が深まった今の視点から、また違った議論ができるのではないか、と。

当日参加していた id:stellaqua さんとあたしで補足しつつ。勉強夜会のまとめを流し見しながら、要所要所で議論を交えて。巧く説明できていなかったことを整理したり。議論から漏れていた観点を加えたり。以前より踏み込んだ議論をしたり。

トピックとしては。ウェブサービス (WS) とウェブアプリケーション (WA) の議論再燃。更に、RESTful WS/WA フレームワークの基本アーキテクチャや処理フロー、認証・認可、複合リソースという概念。Maple4 に向け *3フレームワークに求められる要件や設計原則。フレームワークだけではなくサービス設計方法も併せて考える必要性。などなどと、話の焦点は転々と移ろいながら。

この間、ほとんど休憩をとる事も無く。時間を忘れて気が付けば、ずいぶんと経ってしまって。部屋の管理員が退出予定を確認しに来ちゃいました ^^; 19:00頃、退出。

懇親会

そこから、場所を移って。『RESTful Web サービス』第2回読書会の懇親会で使った地鶏のお店へ。また別の話に花を咲かせて。おいしくたのしく。でも、ゆったり帰れるように早めに切り上げました。

次回に向けて

と、表向きは反省会と表明されていた気がしますけれど。見ての通りちっとも反省なんてしてやしません ^^; もっとやるぞぉ、っと。半ば、Maple 開発ミーティングみたいでもあり。いつもとは違う形の楽しさのある会でありました。

読書会は。次回から、本を読むことから、実践や発展知識へと重点が移り。読書会から勉強会へと役割を変えて行きます *4

ワークショップ形式で実際に設計してみたり。関連する仕様書や論文を読んでみたり。招待講演も、機会があればできるだけ継続したいという意向もあり。

これからが楽しみ ^^=

*1:追記: g:rws-reading に書くべきだったのかな?

*2:group記法の TB の機能を誤解してた --;

*3:あたしは Maple Project の中の人ではないですが ^^;

*4:いっそ名称変更してはどうかしらん